真綿(まわた)の紹介

最近では扱っているお店が少なくなってしまった「真綿」。
「 真綿は綿ですか? 」 なんて聞かれますが。なんと答えて良いやら・・・・・・・・

綿には、いろんな素材があります。
一般的には、綿というと布団などに使われる「木綿綿」を思い浮かべると思います。
木綿綿をはじめとする綿毛(ワタゲ)は様々あります。
植物の種子を風雪や寒さから守るために覆っているもの全てといっても良いと思います。
この綿毛は当然ですが、天然の油脂分を含んでいて、防水・保温効果があります。
この防水効果を使用して様々な商品が作られます。
木綿綿も天然の防水効果があります。この油脂分を取り除くと脱脂綿になります。

例えばワラビの綿毛もそうですね。この綿毛を集めて紡いだ着物などもあります。
相当たくさんのワラビをとらないと着物1枚はできないと思いますが・・・・

さて真綿ですが、素材は絹です。

蚕(カイコ)がはき出す生糸で繭が作られます。この繭の中には蚕自身が入っています。
蚕は、いわば自分の終のすみ家を作るわけです。
この中で蚕自身は生糸をはき出すだけはいて、サナギになってしまいます。
この繭玉も周りは綿毛というか毛羽(けば)だった絹で包まれ保護されています。
この毛羽部分を取り除くときれいな繭玉になります。

蚕が生糸をはき出してしまうと繭玉は厚く堅くなります。
中には途中ではき出すのをやめて死んでしまう蚕もいます。そういう繭玉は薄くてふにゃふにゃしています。
毛羽(けば)取り機にかける前、未完成の繭玉は、事前に取り除くのですが、
取り除き忘れると、毛羽(けば)取り機にかけた時つぶれて蚕も一緒につぶれるので他の繭玉にシミを作って、
堅いきれいな繭玉を出荷不能にしてしまうこともありました。
そういうシミが付いたり、蚕が2匹で作ったり、出荷不能の繭玉を使って真綿が作られました。
その繭を高温のお湯で煮詰めます。
煮詰めると当然サナギは死んでしまうわけですが、このサナギを食べるととてもおいしくて栄養価も高いです。
高温で煮詰めずにほっていくと、中から繭を破って蛾のような虫が出てきます。
この蛾同士が交尾をして卵を産み付けます。
子供の頃には、天井や家の梁や柱に卵が産み付けられているのを見た記憶があります。
この卵から蚕の幼虫(ミリ単位)が生まれ、また成長して繭を作るという循環です。

話がそれましたが、真綿はどうして作られるのかいうと、
繭玉を煮たものを熱い湯の中で、手で少しずつ広げていき30cm角くらいに広げたものも真綿と呼んでいます。
広げるといくらでも広がる感じです。
煮てしまいますので、油脂分は無くなります。が、絹の艶と輝きが出てきます。


真綿独特の美しい風合いは国産真綿ならではのものです。
また、繭1個の糸の長さが1,300mといわれ、その糸がお互いに絡 み合い、温かさを生みだしています。
真綿は保温性と放湿性の両面を備えており、体に大切なアミノ酸を豊富に含んでおり、皮膚細胞を活性化させるといわれています。
 昔は風邪を引くと真綿を首に巻いたりしました。
それは真綿の持つ温かさと豊富に含むアミノ酸が喉を保護するからでした。

布団や、半天などに使う場合は、すけすけの蜘蛛の巣状に広げます。




「真綿」(絹100%)をネット販売しているお店があります。価格は良心的です。

実店舗が福生市にある。「スギヤマ」が扱っていますので下記のURLから参照されると良いです。

真綿 http://www.fussa-net.com/sugiyama/mawata.html



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